大関・豊昇龍の現在と綱取りの行方!叔父・朝青龍譲りの気迫と真価
土俵上で見せる鋭い眼光、土俵際の絶体絶命から繰り出す豪快な投げ技、そして敗れた瞬間に隠しきれない悔しさ――。今の大相撲界において、館内の空気を一瞬で沸騰させる力士といえば、大関・豊昇龍智勝(ほうしょうりゅう ともかつ)にほかなりません。
「平成の大横綱」と呼ばれた第68代横綱・朝青龍の甥という宿命を背負って角界に飛び込み、幾重もの重圧を跳ね除けて大関の地位を不動のものにした豊昇龍。2026年の土俵において、ファンの最大の関心事は「いつ横綱へ昇進を果たすのか」という綱取りの行方に集まっています。叔父譲りの気迫と、現代相撲屈指のスピード&テクニックを兼ね備えた若武者の現在地を徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:豊昇龍は複数回の幕内最高優勝を誇り、名実ともに令和の大相撲を牽引する「綱取り最有力大関」として君臨している。
- 要点2:叔父・朝青龍の影に苦悩した時期を乗り越え、名門・立浪部屋で磨いた独自の足技と強靭なメンタルで唯一無二のスタイルを確立。
- 要点3:日体大柏高校レスリング部出身ならではの体幹と柔軟性を武器に、持病の怪我をケアしながら安定した取り口へと進化を遂げている。
【2026年最新】大関・豊昇龍の現在地|綱取りへの期待と横綱昇進の可能性
現在の大相撲において、屋台骨を支える大関陣の筆頭格として圧倒的な存在感を放つ豊昇龍。照ノ富士に続く新たな東の正横綱誕生を待ち望む角界において、横綱昇進の可能性に最も近い位置にいるのが彼です。
横綱昇進の内規として定められている「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」。豊昇龍はこれまでも優勝争いの常連として幾度となく賜杯を争い、ハイレベルな安定感を証明してきました。大関昇進直後こそ好不調の波が見られたものの、地力を増した現在では11勝〜13勝ラインを確実にクリアする強固な地力を身につけています。
相撲ファンの間では、同じく大関としてしのぎを削る琴櫻とのライバル関係も大きな呼び水です。「攻めの豊昇龍」と「守りの琴櫻」という対照的な構図が本場所を大いに盛り上げており、豊昇龍が連勝街道を突き進んで一気に綱を締める瞬間を、日本中が固唾を飲んで見守っています。
叔父・朝青龍との知られざる関係|「甥」の重圧を力に変えた師弟愛
豊昇龍を語る上で避けて通れないのが、実の叔父である第68代横綱・朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)の存在です。豊昇龍の父親は朝青龍の次兄にあたり、顔立ちや土俵上での勝負師としての気迫は、全盛期の朝青龍を彷彿とさせます。
しかし、入門当初からこの血筋は常に巨大なプレッシャーとして豊昇龍にのしかかっていました。何をしても「朝青龍の甥」という色眼鏡で見られ、一歩間違えれば比較されて批判を浴びる日々。その重圧を打ち破ったのは、叔父からの容赦ない叱咤激励と、深い師弟愛でした。
朝青龍氏は自身のSNS等でも頻繁に甥の取組に言及し、時には「立ち合いが甘い」「もっと前に出ろ」と痛烈なダメ出しを浴びせることもあります。豊昇龍自身も「叔父の名前があるからこそ、生半可な相撲は取れない」と公言。偉大な怪物の影に押し潰されるのではなく、自らを極限まで奮い立たせる原動力へと昇華させた点に、豊昇龍の精神的な強さが凝縮されています。
本名とレスリング留学の原点|日体大柏高校から立浪部屋入門への軌跡
豊昇龍の本名はスガラグチャー・ビャンバスレン。モンゴルのウランバートル出身の彼は、当初から相撲を目指して来日したわけではありませんでした。
転機となったのは、スポーツの名門として知られる千葉県の日本体育大学柏高校(日体大柏高校)へのレスリング留学です。幼少期からモンゴル相撲に親しんでいた彼は、レスリングでも瞬く間に頭角を現し、国体の少年男子フリースタイルで準優勝を飾るほどの実力者でした。しかし、高校時代に両国国技館で大相撲を観戦した際、土俵の上でぶつかり合う力士たちの熱気に魂を揺さぶられ、相撲への転向を決意します。
高校卒業を控えた2017年、元小結・旭豊が率いる立浪部屋への入門を果たしました。当時の立浪部屋は若い力士が多く活気に満ちており、師匠の丁寧な指導のもと、異競技で培った身体能力を大相撲の技術へとアジャストさせていきました。2018年初場所の初土俵からわずか数年で関取の座を掴み取ったスピード出世の原点は、高校レスリングで極めた体幹の強さと柔軟性にあったのです。
足技と多彩な決まり手の秘密|怪我状況を乗り越え進化する相撲スタイル
豊昇龍の相撲が観客を熱狂させる最大の理由は、手数の多さと予測不能な「足技」にあります。相撲の基本である寄りや押しだけでなく、内掛け、外掛け、切り返し、下手投げ、そして時には鮮やかな首投げまで、土俵際で見せる逆転技のキレは球界屈指です。
一方で、アクロバティックな技の多さは諸刃の剣でもありました。相手の巨体を受け止めながら無理な体勢で技を放つため、足首や膝、股関節にかかる負担は極めて大きく、これまでに何度も怪我の状況が懸念されてきました。一時期は下半身の痛みに苦しみ、土俵際で粘りを欠く場面も見られたほどです。
しかし、近年の豊昇龍は明確なモデルチェンジを遂げています。怪我のリスクを避けるため、立ち合いから鋭く踏み込んで「もろ差し」や「右四つ」になり、力強く前に出る正攻法の相撲を徹底。多彩な技を「頼みの綱」ではなく「勝負を決める最後のスパイス」として使えるようになったことで、取り口の安定感が劇的に増しました。
大関昇進後の戦績と優勝歴|大相撲本場所での名勝負と取組結果ニュース
豊昇龍が相撲界の頂点候補として名乗りを上げた決定的瞬間は、2023年7月の名古屋場所でした。関脇の地位で12勝3敗の好成績を収め、優勝決定戦で北勝富士を破って悲願の幕内最高優勝を達成。この快挙を手土産に大関昇進を果たしました。
大関昇進後の戦績を振り返ると、以下のような輝かしいマイルストーンが刻まれています。
- 2023年名古屋場所:関脇で12勝3敗、優勝決定戦を制して初優勝を達成。場所後に大関昇進。
- 大関定着期:怪我と戦いながらも二桁勝利を継続。大関陥落の危機を寄せ付けない安定感を誇る。
- 2024年九州場所:琴櫻らとの激しい優勝争いを制し、13勝2敗で大関として初の幕内最高優勝を飾る。
- 2025年〜2026年:常に優勝戦線に絡み、取組結果ニュースで連日トップを飾る看板力士へと成熟。
毎場所の取組結果ニュース速報でも、豊昇龍の一番は常にファンとメディアの注目の的です。結びの一番を締める大関としての責任感が、土俵上の一挙手一投足に満ち溢れています。
ネットの反応とファンの熱視線|「令和の暴れん坊」か「次代の看板」か
SNSや相撲ファンコミュニティにおける豊昇龍のネットの反応は、キャリアを通じて大きく変化してきました。
幕内に上がった当初は、敗戦時に見せる激しい感情の露わさや、相手を睨みつけるような闘争心に対して「荒々しすぎる」「礼節を重んじるべきだ」といった賛否両論が巻き起こったことも事実です。しかし、勝負に命を懸けるその純粋な執念、勝って決して奢らず、負けて誰よりも悔しがる人間味あふれる姿は、次第にファンの心を捉えていきました。
現在では「現代の大相撲に最も必要な熱量を持った力士」「土俵を面白くしてくれる唯一無二のエンターテイナー」として、老若男女から絶大な支持を集めています。取組後の花道で見せる爽やかな笑顔と、土俵上の鬼の形相とのギャップも、若い世代や女性ファンを惹きつける大きな要因となっています。
【大相撲 豊昇 龍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:豊昇龍の本名や出身、年齢などの基本プロフィールは?
A1:本名はスガラグチャー・ビャンバスレン(Sugarragchaa Byambasuren)。1999年5月22日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身です。名門・立浪部屋に所属しています。
Q2:元横綱・朝青龍とはどのような血縁関係ですか?
A2:朝青龍の実の甥にあたります。朝青龍の兄の次男が豊昇龍です。顔立ちの精悍さや気迫あふれる相撲スタイルは叔父に酷似していますが、技のバリエーションやレスリング仕込みの足技など、豊昇龍独自の特徴も色濃く持っています。
Q3:横綱昇進(綱取り)の条件や今後の可能性はどうなっていますか?
A3:横綱昇進には原則として「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる好成績」が必要です。すでに大関として優勝実績を持つ豊昇龍は、本場所で13勝以上の優勝、あるいは優勝同点のハイレベルな星を残すことで、一気に横綱昇進を果たす可能性を常に秘めています。
まとめ:悲願の横綱昇進へ向けて高まる期待
「朝青龍の甥」という強烈な看板を背負いながら、己の腕一本と類まれなる勝負根性で大相撲の頂点へと駆け上がってきた大関・豊昇龍。レスリング仕込みの柔軟性と鋭い立ち合い、そして土俵際での華麗な逆転劇は、令和の大相撲を象徴する最高の魅力です。
怪我の恐怖と戦いながらも、前に出る相撲を磨き上げて進化を続けるその姿は、大関から横綱へと脱皮する力士特有の凄みを漂わせています。悲願の「第74代横綱」へ――。土俵の熱狂を一身に背負う豊昇龍の次なる一歩から、一瞬たりとも目が離せません。 (出典: 大相撲 豊昇 龍(Yahoo!ニュース))