札幌のどんど焼き2026日程まとめ!受付時間とNG品を徹底解説
お正月を彩ったしめ飾りや門松、前年にお世話になった古いお守りやお札に感謝を込めて焚き上げる「どんど焼き」。本州では「左義長(さぎちょう)」などとも呼ばれる伝統神事ですが、雪深い北海道・札幌市においては、厳しい寒気の中で立ち上る煙とともに無病息災を願う新春の風物詩として定着しています。
一方で、札幌市内の神社では近年、環境配慮や分別ルールの厳格化に伴い、持ち込み可能な品目や受付時間が大きく変化しています。公式発表資料や各神社の社務所への取材をもとに、2026年の最新日程と受付時間、意外と知られていない持ち込みNG品、万が一期間を逃してしまった場合の正しい処分手順まで、参拝前に知っておくべき情報を総力取材で整理しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2026年の札幌市内におけるどんど焼きは、1月14日(水)から1月16日(金)を中心に斎行され、北海道神宮では1月14日に古神札焼納祭が行われます。
- 要点2:みかん・餅・プラスチック飾り・針金・人形類・仏具などは原則として「持ち込みNG品」であり、事前の分別が厳格に求められます。
- 要点3:日程に間に合わなかった場合でも、通年設置の古札納所を利用するか、自宅で清酒・粗塩を用いた作法で清めることで一般ごみとして敬意を持って処分できます。
【2026年最新】札幌市内の主要神社どんど焼き日程と受付時間一覧
札幌市内の神社では、どんど焼きを「古神札焼納祭(こしんさつしょうのうさい)」という正式名称で案内している神社が多数派です。多くの地域では1月14日または15日の小正月前後に火が焚かれますが、神社によって受付期間や火入れの時間が明確に分かれています。
各神社の公式告知や現地取材データに基づき、札幌市内各区の主要神社における2026年の焼納祭日程と受付時間、納め所の設置期間を一覧表にまとめました。
| 神社名(区) | 2026年 どんど焼き日程・受付時間 | 古札納所の事前設置・受付期間 | 編集部の見解・注意点 |
|---|---|---|---|
| 北海道神宮 (中央区宮ヶ丘) | 1月14日(水) 10:00 祭典開始 (焼納受付は概ね12:00頃まで) | 年末〜1月14日午前中まで特設納所が開設 | 道内最大規模。点火後は昼前後に火が収束するため、14日午前中までの持ち込みが鉄則。周辺道路は大変混雑します。 |
| 北海道神宮頓宮 (中央区南2条東3丁目) | 1月14日(水) 9:00〜15:00頃 | 1月上旬〜当日まで受付 | 地下鉄東西線「バスセンター前駅」至近。中心街勤務の参拝者が多いため、通勤・昼休みの持参に適しています。 |
| 琴似神社 (西区琴似1条7丁目) | 1月15日(木) 9:00〜15:00頃 | 松の内(1月7日頃)以降に納所設置 | 西区の中核神社。15日開催のため14日に都合がつかない西区民の受け皿。混雑回避には午前早めの参拝が推奨されます。 |
| 白石神社 (白石区本通14丁目北) | 1月15日(木) 9:00〜14:00頃 | 1月初旬〜当日 | 境内が広く車参拝が多い神社。南郷13丁目駅からも徒歩圏内ですが、正午前後は国道12号線からの進入路が渋滞します。 |
| 札幌護国神社 (中央区南15条西5丁目) | 1月15日(木) 9:00〜15:00頃 | 通年設置の納所あり(正月期は拡大) | 市電「行啓通」や地下鉄「幌平橋」からアクセス良好。常設納所があるため、後日の納め先としても信頼度が高い神社です。 |
| 新川皇大神社 (北区新川3条13丁目) | 1月15日(木) 9:00〜15:00頃 | 1月上旬〜当日 | 北区・手稲区境に位置し、人形供養などにも柔軟に対応する歴史を持ちますが、焼納祭での持ち込みルールは厳格です。 |
| 三吉神社 (中央区南1条西8丁目) | 1月15日(木) 9:00〜16:00頃 | 松の内〜当日 | 大通・西11丁目エリアのオフィス街の守り神。仕事始め以降、近隣企業が熊手や破魔矢を持ち寄る姿が目立ちます。 |

現場取材で見えたリアル|北海道神宮・主要神社の受付時間と当日の熱気
北海道の1月中旬は、日中でも氷点下を記録する真冬日が続きます。厳寒の澄んだ空気の中、北海道神宮の境内で立ち上る炎は荘厳そのものです。神職による祝詞奏上の後、清めの火が点じられると、集まった大勢の参拝者から吐息とともに静かな祈りが捧げられます。
しかし、現場を取材すると、風情ある光景の裏にある「時間管理のシビアさ」が浮き彫りになります。現場の神職や警備担当者の証言によると、最も多いトラブルが「午後遅くに到着したものの、すでに火が消えていて納められなかった」というケースです。
「北海道神宮の古神札焼納祭は1月14日の午前10時に開始されますが、ダイオキシン発生防止や火災予防の観点から、無制限に火を焚き続けることはありません。炎が高く燃え上がるのは最初の1〜2時間程度で、正午を過ぎると鎮火作業へと移ります。当日中に納めたい方は、遅くとも午前11時前までに境内へ入る必要があります」(現地警備担当者)
また、札幌ならではの気象要因も忘れてはなりません。大雪に見舞われた場合、境内の歩行路は圧雪アイスバーンと化し、車輪が取られるスタックや駐車場待ちの列が数百メートルに及ぶことも珍しくありません。「前日夜のうちに納め所の箱に置いておけばいい」と夜間に無断で置いていく参拝者も散見されますが、一晩で数十センチの積雪に埋もれてしまい、翌朝の神職による発掘・仕分け作業に甚大な負担を強いています。必ず社務所や納所が開設されている時間帯に足を運ぶのが、雪国の参拝マナーです。
絶対に持ち込んではいけない!札幌のどんど焼きNG品と神社の苦渋の決断
「神社に行けば、正月飾りなら何でも燃やしてくれる」——この認識は、現代の都市部においては完全に過去のものです。現在、札幌市内のほぼすべての神社において、持ち込み品目に対する厳しい制限が敷かれています。
背景にあるのは、廃棄物処理法に基づく野焼き規制と、ダイオキシン類対策特別措置法です。神社境内でのお焚き上げは「宗教上の儀礼」として例外的に認められているものの、プラスチックや金属、化学繊維を燃やせば黒煙と有害物質が発生し、近隣住民への健康被害やクレームに直結します。そのため、神社側も分別に対して極めて神経を尖らせています。
現場取材および各神社の公式案内から判明した「主な持ち込みNG品」は以下の通りです。
- 食品類全般:鏡餅、橙(みかん)、干し柿、昆布、スルメなど(※鳥獣被害や悪臭の原因となるため不可)
- 不燃物・金属類:プラスチック製三方、針金、金属製フック、ビニールテープ、水引のワイヤー
- 紙類以外の正月用品:プラスチック製の門松、金銀のフィルム飾り
- 神仏関係以外の品:年賀状、手紙、日記、古着、アルバム、人形・ぬいぐるみ(※別途供養祭を行う場合を除く)
- 仏教用具:仏壇、本尊、位牌、数珠、過去帳、寺院専用の塔婆
特に見落としがちなのが、スーパーやホームセンターで購入した「既製品のしめ飾り」です。豪華に見える飾りの裏側には、ほぼ確実にプラスチックの留め具や太い針金が仕込まれています。持ち込む前に自宅で必ず解体し、紙・藁・麻紐などの天然素材のみを神社へ持参し、外したプラスチックや針金は札幌市の分別区分(燃やせないごみ・容器包装プラスチック)に従って廃棄するのが鉄則です。

だるまや人形の処分はどうする?札幌における神仏習合の誤解を解く
どんど焼きの季節になると社務所に殺到するのが、「願掛けを終えただるまは持参してよいか」「古くなったひな人形やぬいぐるみもお焚き上げしてほしい」という問い合わせです。ここには、日本古来の神道と仏教の混同(神仏習合の名残)による大きな誤解が存在します。
まず「だるま」についてですが、だるまは本来、中国禅宗の開祖である「達磨大師」の座禅姿を模した仏教由来の縁起物です。神道の神社によっては「だるまは寺院のものなのでお預かりできません」と明確に断られるケースが少なくありません。札幌市内でも、北海道神宮などは原則として神社から授与された神札や破魔矢を対象としており、だるまの持ち込みを制限しています。ただし、新川皇大神社など一部の神社では、別途初穂料(お納め料)を納めることでだるまの焼納を受け入れている例もあります。
さらに「人形やぬいぐるみ」に関しては、一般的などんど焼きの火にそのまま投入することは100%不可と考えるべきです。化学繊維や綿、ガラス目などが使われており、燃やすと有毒ガスを発生させるためです。これらは「どんど焼き」ではなく、通年または春・秋に開催される「人形供養祭」を執り行う寺院や一部神社(手稲神社や新川皇大神社の人形供養受付など)へ個別に持ち込むか、郵送供養サービスを利用するのが正しい選択肢となります。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「寺院の御札」はどこへ行くべきか
ネット上のQ&AサイトやSNSで頻繁に見かけるのが、「神社とお寺のお守りをまとめて北海道神宮の納所に放り込んだ」という投稿です。しかし、これは宗教儀礼上の重大なタブーであり、現場の神職を最も困惑させている行為の一つです。
大原則として、「神社で受けたものは神社へ、お寺で受けたものはお寺へお返しする」のが日本の返納ルールです。神社の神札には神道の神霊が宿り、寺院のお札やお守りには仏・菩薩の功徳が込められています。明治時代の神仏分離令以降、神社と寺院の祭祀体系は厳格に分かれており、神社側でお経をあげることはできず、寺院側で神道の祝詞を上げることもできません。
「成田山札幌別院 新栄寺」や「高野山札幌別院」など、札幌市内のお寺で授与されたお札・お守りは、各寺院に設置されている「古札納め所」や「お焚き上げ受付」へ返納しなければなりません。もし遠方の寺院で授かったもので直接行けない場合は、その寺院へ郵送で返納するか、市内の同じ宗派の寺院に相談するのが本来のあり方です。

どんど焼きに間に合わなかったら?自宅でできる正しい塩清め処分法
「仕事の都合で1月15日までに神社へ行けなかった」「大雪で外出できず、気づいたら松の内が明けていた」という事態は珍しくありません。焦って次年のどんど焼きまで1年間放置したり、夜陰に乗じて神社の前に投棄したりするのは厳禁です。
もし期日を過ぎてしまった場合、解決策は大きく分けて2つあります。
1. 通年設置されている「古札納所」を利用する
札幌護国神社など、一部の神社では正月期間以外でも境内に「古札納所」を常設しています。また、北海道神宮でも正月飾りの大規模な焚き上げは1月14日で終了しますが、神社のお札やお守りに限り、社務所窓口にて通年で返納を受け付けています(※正月飾りやしめ縄は期間外の引き取りを断られる場合があるため事前確認が必要です)。
2. 自宅で「塩と酒」を用いて感謝とともに処分する
正月飾りやしめ縄は、神様をお迎えするための「依り代(よりしろ)」としての役目を終えた時点で、その役割を完了しています。神社へ納めることが物理的に難しい場合、神道学者や民俗学の専門知見に基づけば、自宅で丁寧にお清めを行った上で、家庭ごみとして処分しても宗教上何ら非礼にはあたりません。
【自宅での正しい清め処分手順】
- 大きめの白い半紙または清潔な新聞紙を広げます。
- 役目を終えた正月飾りをその上に置きます。
- 左、右、左の順で粗塩(または清酒)をふりかけ、空間を清めます。
- 1年間の無事や新年の訪れに感謝を込め、心の中で一礼します。
- 半紙で飾りを丁寧に包み込み、他の生活ごみとは混ざらないよう独立した透明・半透明の指定ごみ袋に入れます。
- 札幌市の「燃やせるごみ」の収集日に合わせて出します。
大切なのは「燃やすこと」そのものではなく、神聖な役目を果たしてくれた道具に対して敬意を払い、清めて送るという心情です。無理をして不法投棄に近い形で神社の前に放置するよりも、自宅で真心を込めて塩清めを行う方が、神道の本質にかなった誠実な対応といえます。
【プロの結論】環境保全の時代に向いている参拝者・慎重になるべき人の判断基準
現代の札幌におけるどんど焼きは、単なる「ゴミ出しの延長」ではありません。都市化が進み、住宅街での野焼きが厳しく制限される中で、神社は近隣への煙被害防止や環境基準の遵守という重いリスクを背負いながら、伝統文化の灯を守り続けています。
したがって、参拝者側にも相応のリテラシーが求められます。
【どんど焼きの持参に向いている人】
事前に家庭で針金やプラスチックをすべて取り除き、神社から授与された白木のお札や天然素材のしめ縄だけを選別して、指定の受付時間内に持参できる人。神職やボランティアの手を煩わせず、伝統の継承に協力できる参拝者です。
【持参を避けるか、慎重になるべき人】
「正月関連のものなら何でも燃やしてくれるはず」と思い込み、みかんや鏡餅、プラスチックの包装ごと袋詰めして持参しようとする人。また、受付時間を過ぎているにもかかわらず夜間に境内に放置してしまう人。このような場合は、神社へ持ち込むのではなく、前述した「自宅での塩清め処分」を選択する方が、周囲への迷惑を防ぎ、結果として最も神様に対して誠実な選択となります。
【札幌 どんど 焼き】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:北海道神宮のどんど焼きは何時まで受け付けていますか?
A1:北海道神宮の古神札焼納祭は例年1月14日の午前10時から始まります。点火式から1〜2時間程度で火勢が落ち着き、正午前後には鎮火作業に入るため、当日持ち込む場合は午前11時頃までに納め所へ持参するのが確実です。午後になると受付が終了している可能性が高いためご注意ください。
Q2:だるまや人形は札幌市内の神社でどんど焼きに出せますか?
A2:原則として持ち込めません。だるまは仏教由来の縁起物であるため神社では受け入れを断られることが多く、人形やぬいぐるみは化学繊維や装飾品が多く含まれるため環境規制上の理由から焼納できません。新川皇大神社など一部で特別にだるまを受け入れている神社を除き、人形類は寺院の「人形供養祭」や専門の供養サービスへ依頼してください。
Q3:お寺でいただいたお守りやお札も神社に納めて大丈夫ですか?
A3:神社にお寺のものを納めるのはマナー違反です。神道と仏教では信仰の対象も儀礼も異なります。お寺で受けたお札やお守りは、授与されたお寺か、同じ宗派の寺院(成田山札幌別院新栄寺など)の古札納所に納めるのが正しい作法です。
Q4:どんど焼きの初穂料(お納め料)の相場はいくらですか?
A4:お札やお守り数点であれば、納め所の前に設置された賽銭箱に「お気持ち(100円〜1,000円程度)」を納めるのが一般的です。ただし、大型のしめ飾りや熊手、複数年分のお札をまとめて納める場合、あるいはだるま等の特別品を受け入れている神社では、社務所で1,000円〜3,000円程度の初穂料を取り決めている場合があります。
まとめ:2026年の正月飾りはマナーを守って気持ちよく納めよう
札幌の厳冬を彩るどんど焼きは、1年間の家内安全と健康を祈り、新年の神様を煙とともにお送りする美しい日本の伝統神事です。2026年の小正月を迎えるにあたり、まずは訪れる予定の神社の日程と終了時刻を事前に確認することが欠かせません。
そして何より重要なのは、時代とともに変化する環境基準や神社の受け入れルールに寄り添う姿勢です。プラスチックや金属を外す数分間のひと手間を惜しまず、どうしても持参できないものは感謝を込めて自宅で清める——その心配りと誠意こそが、新年をより豊かで清々しいものにしてくれるはずです。 (出典: 札幌 どんど 焼き(Yahoo!ニュース))